平成22年度 物質系専攻

「物質科学概論V」

【講義日程】

木曜日第2限(10:15〜11:55)
4月8日から5月20日(全6回)+試験5月27日

講義室は 柏キャンパス・新領域基盤棟物質系専攻講義室 です。
 

【授業内容】
本講義は物質科学で中心的な役割を果たす物質と電磁場の相互作用によって引き起こされる現象を巨視的・現象論的立場から議論する。電磁気学は、物理学の基礎をなす非常に重要な分野である。古典電磁気学は19世紀にマックスウエルによって完成されたが、相対論、量子論、場の理論という現代物理学の根幹をなす学問の基礎となった。また、応用面も含めて、ほとんどすべての電磁現象を説明できる理論である。この講義では、その理論体系を整理しながら、物質と電磁場の相互作用によって引き起こされる現象の理解を目指す。


1.物質中の電磁場とマックスウエル方程式
2.導体
3.誘電体
4.電磁波

などを議論する。

【評価方法】

 出席とテストで評価する。

テストに関しては、印刷物とノート類は持ち込み可で行います。PCはだめです。
実験や学会などでやむを得ず試験を欠席する場合には、 レポート課題を出しますが、指導教員の先生からの理由を証明する文書を頂い て、提出してください。

今年度は時間の関係で磁性の話はしません。

【参考図書】

物質の電磁気学」中山正敏著(岩波書店、1996年)
「電磁気学」高橋秀俊著(裳華房、1959年)
「電磁気学」平川浩正著(培風館,1968年)
「理論電磁気学」 <第2版> 砂川重信著 (紀伊国屋書店、1973年)


【講義ノート】

今年度のノートです。

  1. No.1:マックスウェル方程式
  2. No.2:導体
  3. No.3:誘電体
  4. No.4:磁性体
  5. No.5:電磁波