代表的なバンドパスフィルタ(以下BPF)を3種類紹介します。
それぞれの特徴と基本回路図、特性定数の計算式を示します。

なお、計算フォームは JavaScript の Math関数を使っていますので、対応ブラウザを使ってください。

あと、スタイルシートの表示は、なぜか Netscape (Windows) で確認できません。

  1. 多重帰還形BPF
    1. 長所
      • 簡単に作れる。
    2. 短所
      • S/N 比が悪い。
      • Qを高くできない(100程度まで)。
    3. 基本回路図
    4. 特性定数の計算
      C = (μF) を固定 〜 (C = 10 / f0 [μF] が目安)

      A = , Q = , f0 = (Hz)

       

      R1 = (Ω), R2 = (Ω), R5 = (Ω)

  2. 二段増幅型BPF
    1. 長所
      • S/N 比が良い。
      • 高周波領域で使える。
      • Q値を数百まで高くできる。
    2. 短所
      • ゲインが2で固定。(下のCと並列に抵抗をつなげば2以下に設定できる。)
    3. 基本回路図
    4. 特性定数の計算
      C = (μF) を固定 〜 (C = 10 / f0 [μF] が目安)
      Q = , f0 = (Hz)

       

      R1 = (Ω), R2 = (Ω), R3 = (Ω)

  3. バイカッド型BPF
    1. 長所
      • S/N 比が良い。
      • Q値を数百まで高くできる。
      • ゲインをQやf0とは独立に設定できる。
    2. 短所
      • 高周波領域には不向き。
    3. 基本回路図
    4. 特性定数の計算 -- 作成中
      C = (μF) を固定 〜 (C = 10 / f0 [μF] が目安)
      ABPF = , Q = , f0 = (Hz)

       

      R1 = (Ω), R2 = (Ω), R3 = (Ω) R4 = (Ω)

  4. 参考文献
文責 / しらかた (98-12-18)